対処の難しさはリスク

女性

保護と治療の両立

体が資本とはよく言われますが、精神に不調を来たしても、なかなか辛いものがあります。とくに気分のぶれ幅が大きくなる双極性障害は、躁状態の存在のために生活の支障も大きくなります。かかったと分かったら、すぐに医療機関に相談して、治療に取り組むようにしましょう。双極性障害は、薬物投与による治療が必須になります。これは、脳内の伝達物質の機能を正常化する必要があるからであり、カウンセリングなどで精神的負担を和らげるでは治すことができないためです。加えて、使用薬品の適切な種類と量を正確に判断する必要もあります。つまり、治療に必要な要素は医療機関にしかないわけです。通院しないままでは治療の前提すら成り立たず、状況は悪化してしまいます。双極性障害の対処が難しいとされるのは、躁状態で起こる興奮のためです。この興奮状態は、かかっている本人でも抑えることが難しく、これによって人間関係の悪化や散財を本人が無自覚で招いてしまいます。医療機関は、病気によって起こる支障を軽減するための駆け込み所の役割もあり、障害を抱えた人の生活を保護してくれます。手を付けられないほど症状がひどい時でも、入院治療と言う形で損失をなくしつつ治療に取り組むことができます。人との関係は、どんな理由でも一度壊れたら修復は困難です。医療機関の利用で、そのリスクを抑えることができます。治療にかかる期間は、人によってばらつきがあります。これは、薬が効きやすいかだけで決まるわけではありません。治療開始が遅れれば、症状の進行分を含め、必要な時間が多くなります。早めの相談が必要なのは、治療期間を短縮するためでもあるわけです。一般的な医療機関で治療を行う場合、おおよそ数ヶ月ほどで躁状態が緩和されます。また、正確な治療期間は、診断の際に担当医に聞いて確認します。治療完了の目安、もしくは入院が必要な日数の目処にするといいでしょう。治療は主に投薬治療です。在宅での治療も入院する場合でも、ほとんどが薬による回復を目指します。しかし、これしかしないというわけではなく、状況によっては食事や生活習慣の指導が入ることもあります。双極性障害のうつ部分がひどければ、カウンセリングが合わさることもあります。躁状態以外に必要な治療も並行して行うと考えると分かりやすいでしょう。双極性障害の治療では、薬の飲み方を厳守しなければいけません。処方される薬品は綿密に計算されており、飲み忘れなどで適切に服用できないと症状の回復に支障が出ることがあります。そのため、飲み忘れることがないようにメモなどを活用しましょう。薬を処方してもらったら、確実に飲むことを習慣づけるようにします。

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